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会長挨拶

初参加は1996年、きっかけは前年の阪神淡路大震災への震災ボランティア参加でした。

会社員だった当時、阪神淡路大震災発生直後に、歯科医師で高校の先輩にあたる山幡先輩(初代晒会会長)に誘われる形で歯科医療ボランティアの一員に加わり現地にのりこみました。

震災ボランティア活動での衝撃的な体験と感動は、翌年に介護事業の起業につながりました。32歳とのことです。

山幡先輩に「起業に際し、自身の厄落としと事業繁栄の為に、非常に厳しい祭りがあるがお前にぴったりだと思う…」と誘われ祭りに参加させていただきました。

一発でこの祭りにはまってしまい、以後ライフワークとさせていただいています。

初参加の夕方の揉みあいのことは、今でもはっきりと覚えています。

頑張っても神男に手が届かない…

「勇気がいるが、皆の下からいくという手もあるぞ(あの揉みあいの中、しゃがむという行為は相当勇気がいることですが)」という山幡先輩からの助言を思い出して夢中で潜ると、裸男たちの無数の絡み合う脚の向こうに神男が見えました。

地面に降り注ぐ力水のしぶきが夕陽にキラキラ眩く反射していました。動きはすべてがスローモーションに見えていました。

ビギナーズラックだったのでしょうか、この時の感動は今も忘れられません。以降、有難いことに毎年神男に触れさせていただいています。

2013年、山幡初代会長より、会長の襷を引き継がせていただきました。

初代会長より受け継いだ「裸男としての心構え」「晒会の伝統」を重んじ、地元尾張だけでなく全国から集まる晒会裸男たちの会長として、毎年「一人ひとりにとってよい厄落とし」が叶うことを第一に願います。

最も気にかけていることは、「裸祭りは神事」です。晒会の参加者が神事の中身を理解し厳粛な気持ちにて参加していただけるよう導くことです。

夕方の揉みあいなどの激しい部分ばかりがクローズアップされがちですが、祭りに参加する裸男としてのマナーにはじまり、本来の厄落としの意味、祭りを通じての神男の果たす役目までを理解しておかないと、この天下の奇祭に参加したとは云えないでしょう。

地縁を持たないところから参加させていただいている我々であるがゆえ、いっそう尾張国府宮神社への理解を深め、神聖な気持ちで参加できるよう日頃から心技体を整えておくことも大切なことです。

参代会長 加藤義弘

晒会 会長